年々増えている花粉症
春の訪れとともに必ずやって来る花粉症。
花粉症の患者さんは年々増加してチョットした社会問題になっています。
なかでも、スギ花粉症の増加が目立っていて1998年と2008年の10年間で比較すると、
花粉症の患者数は約2倍に増加しています。
大人になって突然発症するというイメージが強いのですが10代の患者も多く、
日本人の4人に1人は花粉症に悩んでいると言われるとおり「花粉症」は
一種の現代病になってしまいました。
花粉症の原因
花粉症とは、アレルギー疾患の一つ、スギなどの花粉(抗原)が原因となって起こります。
日本ではスギが有名で冬の終わりから春にかけて、毎年、くしゃみ・鼻みず・鼻づまり
などの症状で多くの人を悩ませています。
他にもヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど約50種類の植物が花粉症の原因と言われています。
スギ花粉が増えた原因は産業化により空気が汚くなったからだと
言われていますが、実は違うんです。
本当の原因は戦後に植えられたスギが成長し成木になったから。
スギは40年で成木になると言われ、成木になると花粉を撒き散らすのです。
花粉症の症状
花粉が鼻から侵入すると、それを体外に出したり体内に入りにくくする為に
防御反応が働きアレルギー反応によって、異常が過剰に発現するのが花粉症の症状です。
花粉症の3大症状は「
くしゃみ・鼻みず・鼻づまり」です。
くしゃみ・・・何回も続けて出て中々止まりません。
鼻みず・・・透明でサラサラしているのが特徴。
鼻づまり・・・鼻の粘膜が腫れ鼻の通り道が狭くなり起こります。
くしやみ、鼻みずは直ぐ気付くのですが、鼻づまりはいつも見逃しがち。
花粉症患者の90%は鼻づまりの症状も有ると言われています。
鼻づまりは気付きにいので放っておくと
口呼吸の原因になるので要注意です。
口で呼吸すると喉の渇き、
味覚不良なども引き起こしてしまいます。
ひどくなると夜よく眠れない状態になり
不眠症の原因になります。
花粉症で良く発熱する方がいますが、原因のほとんどは喉の炎症による発熱。
元を正せば鼻づまりが原因なんですよ。
それが、原因で熱が出たり2次症状を引き起こしするのでくれぐれもご注意下さい。。